トラックに乗っていると、一度は耳にするのが「狭い道に入ってしまって動けなくなった」という話です。
実はこれ、初心者だけではありません。
ベテランドライバーでも、ナビや道案内を信じすぎた結果、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
今回は、トラックで通れない道に入ってしまったときの話と、同じ失敗をしないためのポイントを紹介します。
ナビを信じて進んだ先は…
ある日の配送先へ向かう途中でした。
いつものようにカーナビの案内通りに進んでいましたが、途中から道路の幅が少しずつ狭くなってきました。
「まあ、この先で広くなるだろう。」
そう思って進んだのですが、それが大きな間違いでした。
気づけば道路の両側には民家やブロック塀。
前から車が来ればすれ違えないほどの狭さです。
さらに進むと急カーブが現れ、大型トラックでは曲がり切れません。
前にも後ろにも進めない…。
冷や汗が一気に出てきました。
一番やってはいけないこと
こういう状況になると焦ってしまいます。
ですが、一番危険なのは焦って無理に動かすことです。
無理に曲がろうとして
- 電柱に接触
- 民家の塀を壊す
- ミラーをぶつける
- ガードレールに擦る
など、被害が大きくなるケースもあります。
焦れば焦るほど判断力は落ちます。
まずは一度深呼吸して落ち着くことが大切です。
実際にどう対処する?
もし通れないと判断したら、
まずは安全な場所で停車します。
その後、
- ハザードランプを点灯
- 周囲の安全を確認
- 無理に進まない
- 会社へ連絡
- 必要なら警察へ相談
状況によっては、交通整理をしてもらったり、誘導してもらえる場合もあります。
一人で何とかしようとしないことが重要です。
そもそもなぜ入ってしまうのか?
原因は意外と単純です。
カーナビを信じすぎる
普通車用のナビでは大型車が通れない道を案内することがあります。
配送先を急いでいる
「少しでも早く着きたい」
そんな気持ちが判断を鈍らせます。
道路標識を見落とす
大型通行禁止や高さ制限などを見逃してしまうケースです。
私が気を付けていること
今では初めて行く配送先では、
- 地図で周辺道路を確認する
- ストリートビューで入口を見る
- 大型車が通れるルートか調べる
- 少しでも怪しい道なら入らない
これを徹底しています。
数分の確認で、何時間ものトラブルを防げることがあります。
トラックドライバーへのメッセージ
大型トラックは一度動けなくなると、自分だけの問題では済みません。
道路を塞いでしまえば、多くの人に迷惑をかけてしまいます。
だからこそ、
「たぶん行ける」
ではなく、
「本当に行けるのか」
を確認することが大切です。
数分遠回りしても、安全に目的地へ着く方が何倍も価値があります。
まとめ
大型トラックで通れない道に入ってしまうトラブルは、誰にでも起こる可能性があります。
しかし、事前確認を徹底し、怪しいと思ったら引き返す勇気を持つことで、多くのトラブルは防げます。
そして、もし動けなくなってしまったら、焦らず、安全第一で行動してください。
トラックドライバーにとって一番大切なのは、荷物を届けることだけではありません。
無事故で帰ってくること。
それが、プロドライバーとして一番大切な仕事だと私は思います。

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